株式会社DGC(ディージーシー)テクノロジーは、最新の研究成果を皆さんにお届けすることで、社会のお役に立ちたいと願う会社です

ごあいさつ

 幸せの感じ方は人それぞれです。私は、おいしいものを食べて、心地よい空間に身を置き、大好きな人たちと時間を共にする、それこそが幸せだと感じます。見渡す限りの緑と青い空、さわやかな風に鳥の声、風味豊かな野菜をかじりながら、肉の焼ける香りを楽しみ、ビール片手に談笑、なんて、想像しただけでもウットリしてしまいます。近頃は、私だけでなく、多くの人々が、こういったことに幸福感を持ちはじめているようです。我が国のバブル経済が崩壊してから20年が経ち、ビルの谷間で昼も夜もなく働くことに辟易したのではないでしょうか。

 では、この幸福感を支えているものはいったい何なのか。素晴らしい食材を作ってくださる農の匠であり、生き物をやさしく包んでくれる環境であり、人々の豊かな心を支える社会です。しかしながら、これらは今まさに失われようとしているものでもあります。

 第二次産業革命から一世紀がすぎ、緑の革命から半世紀が過ぎ、気がつけば私たちは過度に化学物質に依存し、自然の営みを無視した、大量生産・大量消費の世界にどっぷりと漬かってしまいました。安価な食べ物をいつでも食べられることと引き換えに、農産物本来のおいしさを失い、食料の基本である安全性を失い、乱暴な農業による世界規模の環境破壊を引き起こしました。市場流通している安価な農産物のほとんどが、化学肥料を大量に投与し、必要以上に農薬を散布し、無理な連作を続けるための土壌消毒を繰り返すことによって供給されています。その一方で、生産者は所得減少に苦しみ、自らの使用する農薬による健康被害を引き起こしています。日本に大量の食糧を輸出している国々では、地下水を枯渇させ、農薬に耐性のある遺伝子組み換え植物を作付することで、過剰な農薬散布を行い、自然界の植物や動物、何より微生物を徹底的に死滅させています。そして、生産できなくなった農地を打ち捨てて砂漠化させ、その分大量の森林を伐採しています。数年ほど前、某国上空の飛行機の窓から、真っ白に荒れ果てた巨大な農地を目の当たりにして、このままでは本当に世界は崩壊してしまう、私はそう感じました。

 こんな世界の終りのような現状の中で、けれども、真摯に農に取り組んでいらっしゃる匠がいらっしゃるのもまた事実です。ありがたいことに、私は農の匠が作ってくださった、目が覚めるようなおいしい農産物をいただく機会に恵まれてきました。そういった方々は皆さん総じて「土が大切だ」、とおっしゃいます。そしてその土を作っているのは、豊かな微生物であり、その微生物が生き生きと過ごせる自然環境です。微生物は土に団粒構造を作り適切な水分と空気を植物に与え、有機物を分解して様々な栄養分を植物に与えます。それだけでもおいしい農産物を生み出す理由になりますが、さらに微生物のバランスを整えると、土や植物の病気が減るため農薬に頼らなくても良くなり、安全面も確保できます。そうして農薬の使用量を減らすことで、農業がもたらす環境破壊も防ぐことが出来ます。さらに、良い生物性が確保された土には、保水機能や水質浄化機能があることも分かっています。微生物に配慮して、おいしい農産物を生み出すということは、すなわち自然を大切にすることでもあります。

 元来我が国は水と気候に恵まれた、資源大国です。この環境は微生物にとって、つまり豊かな土にとって最適なものです。今こそ、この我が国の豊かな資源を生かして、正しい農業を重視し、世界の農業をリードすべきです。正しい農業は、この地球環境を保全しながら発展していくことのできる、非常に合理的な産業なのです。激変する現代を力強く生き抜き、私たちの子孫により良い未来を受け渡して行くためには、何よりも私たちが心身ともに健康であることが第一です。その意味でも、21世紀を支えるのは、最新の考え方に基づいた正しい農業と農業を取り巻く産業、それら農業から生み出される素晴らしい食産業、そして環境保全にかかわる産業と良い環境を利用した観光業やリラクゼーション産業などであると確信しています。

 弊社がご提供しております、土壌微生物多様性・活性値分析は、正しい農業に取り組もうとされる生産者の皆様の、適切な情報源になる技術です。また、豊かな微生物がいる土で育った農産物を見える化するSoil Projectは、より多くの消費者の皆様に本当においしい農産物を楽しんでいただき、さらに購買行動を通じて生物性に配慮した農業を応援していただく取り組みです。弊社の掲げるこの二大事業は、21世紀を支える新しい産業のドライビング・フォースであると自負しております。

 日本をはじめ、世界の農業と環境、そして何より人々の暮らしがより良い方向に向かうように、そして将来の世代に向けてより良い社会を築き上げていくために、これからも社員一同全力投球して参る所存です。どうぞ、株式会社DGCテクノロジーを、これからもよろしくお願い申し上げます。

愛ある農は地球を救う!
株式会社DGCテクノロジー
代表取締役社長 櫻本 直美

   

 

 

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